創業者列伝

東京エレクトロン株式会社(TEL)は、エレクトロニクス技術を利用した半導体製造装置の開発・製造・販売・保守サービスを主な事業の内容としています。創業者は小高敏夫(こだか としお、1936年~2023年、享年87歳 )氏で、氏は1959年に日商岩井(現双日)に入社し、40歳の年となった昭和38年(1963年)に同僚と東京エレクトロン研究所(東京放送の500万円の出資により)を創業し、技術商社として米国から半導体製造装置を輸入する一方で、米国との合弁会社を立ち上げ、装置製造の国産化を進め、80年に社長、94年に会長となり、国内の半導体産業の成長や、同社の事業拡大をけん引したとのことです。

以上、何気なく創業者の経歴を紹介しましたが、創業時の40歳では子供がいれば小学生ですし、奥さんからも大反対されるのが普通と思います。また、昭和38年ですからパソコンやスマホの影も形もない時代に、半導体製造装置を輸入する事業を立ち上げたことは大変な勇気だったと思います。しかし、そのお蔭で日本は半導体産業の成長を担う企業を持つことができています。

PAGETOP